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チュニジア旅行記5 | day2‐2 絶景!青と白の街シディ・ブ・サイド観光

 

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正月休みのチュニジア旅行記5

写真多めでシディ・ブ・サイド観光紹介

シディ・ブ・サイドとは

南地中海に面した岬の高台にある、チュニジアで最も美しいと言われる村。アラブとアンダルシア建築が融合した建物が並んでいる。強い日差しを浴びて目が痛いほど眩しい真っ白な壁と青い扉や窓が基本カラーの建物と植物の鮮やかな緑と花の赤い色が、青い空と海と美しいコントラストを生んでいる。

多くの芸術家・作家・音楽家に愛された街でもあり、フランス領時代には哲学者ミシェル・フーコーが「知の考古学」を書いたと言われる。

青と白の建物が多い理由

オスマン帝国統治下で17世紀以降チュニスは栄えていた。ブルジョワ階級の人たちがシディ・ブ・サイドに豪邸をこぞって建てていた歴史がある。1915年8月28日、村の景観保護の政令が導入され、ロドルフ・デルランジェ男爵(Rodolphe d'Erlanger)という人が好きな色、青&白が強制されることになり(1909年~)、無秩序に建築することが禁じられた。現在も「街並保護地域」として保護されている。

シディ・ブ・サイドを訪れたチュニジア各地の人が感化され、自分の住む地域に戻って真似してペイントしているのでチュニジア各地で似たような白の壁と青の扉は目にする機会がある。

シディ・ブ・サイドへの行き方

TGMシディ・ブ・サイド駅から徒歩10分弱

私たちはバルドー博物館へ行ったあとにタクシーで向かった。

*バルドー博物館は見なきゃ損する価値の高い展示物多数あり

www.tabbytravel.com

博物館近辺は車が沢山通る大通りが交差していてタクシーもばんばん通るのだけど、空車のタクシーが全くおらず10分程粘っても乗ることが出来なかったのでBOLTを利用した。

*BOLTの使い方はこちらから▽

チュニジア版UberのBolt!アプリで安心タクシー配車 - タビィ旅ブログ

バルドー博物館周辺にはレストランがあまり見当たらなかった(少しはあった)し、シディ・ブ・サイドに人気の美味しいお店があることを見ていたので昼食は食べずにそのまま向かうことに。

バルドー博物館からシディ・ブ・サイドへは距離約24km、約25分で到着

近づくにつれ、急な勾配の細い坂道をあがっていく。駅から徒歩で歩くのは高齢の方や夏場はキツそう。絶対にヒールNG。スニーカー推奨。インスタ映えスポットなのでキメ写真が撮りたい、おしゃれな格好がしたい人もいると思うが、ヒールなどのオシャレシューズは持参して、撮影以外の時は歩きやすい靴を履いておいた方がいい。13時頃に到着。

▽駅方面から歩いてきている人たち(帰る時に撮影したので日暮れ)

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写真撮りまくりの散策スタート

土産物屋がいる入口周辺を通り抜けて街の中へ。

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観光客が沢山いて人がいない隙を見て撮影。ヨーロッパ系の人やイスラム圏の人どちらも多い。アジア人は見かけないが、土産物屋の人は「チャイニーズ?」とか「ニーハオ」と声をかけてくるので中国人観光客はよく来ているのだと思う+金払いが良いから中国人ならラッキーと待ち構えているのだと思う。

 

白壁と青い窓枠が目立ち始める。

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トリップアドバイザーでシディ・ブ・サイド人気の有名なレストランを発見(2020/5現在2位)。あとで来てみよう、と話していたのだけど予約で満席とのことで入れず。行きたい人は予約をお勧めします。

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  • 店名:Dar Zarrouk
  • 所在地: Rue Hedi Zarrouk, Carthage, チュニジア
  • 電話: +216 71 740 591

シディ・ブ・サイドならではの景色と地中海料理を楽しめるお店。良い席は人気が絶対あるはずなので予約時にリクエストしておいたほうがいいと思う。

*トリップアドバイザーでチェック▽

Restaurant Dar Zarrouk (シディ・ブ・サイド) の口コミ509件 - トリップアドバイザー

 

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事前に仕入れていた情報どおりの求めていた風景が見られて嬉しい。

 

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でも、実際に風で揺れる植物を見て、強い日差しや爽やかなカラッとした風、日陰と日向の違いなどを肌で感じながら歩くのは最高に気持ち良い。ただ情報として見ていた時とは全く違うので、コロナが落ち着いたらまた色んなところへ行きたいな、と思う。

 

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レストランをまたまた発見。またあとで来てみよう、と話しながら歩く。あとで気づいたけど、ここはAu Bon Vieux Tempsというシディ・ブ・サイドで人気1位の有名レストランだった。

*Au Bon Vieux Tempsについてはこちらから▽

www.tabbytravel.com

絶景ポイントがたくさん!

人気の撮影スポット1

1月2日なのに全然寒くなくて、たくさん歩いているし、日差しもきついので日陰を求めて立ち止まって休憩。持って来ていたミネラルウォーターを飲む。

ふと見ると人が何名か集まっている場所があったので行ってみると綺麗な景色。自撮りしている人がたくさんいた。これぞインスタ映え。

下に見えるのは、人気の絶景スポット「カフェ・シディブ・シャバーン」

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降りて店に入るも良し、入口からちょっと写真を撮らせてもらうも良し。ぼったくりと接客の悪さで有名なので、それで気分を害さずに過ごせる人だけ入ってください。

goo.gl

人気の撮影スポット2

女性2人組が1人ずつ順番に写真を撮りあう人気スポット。撮りたくなるのもよくわかる絵になるスポットだった。外国人の女性のインスタを見ると、すごいキメポーズで撮っているのをよく見るけど、まさにそんな感じだった。

人がいない瞬間を見計らって撮影。

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この2つのスポットは▽ここまでまず行って…

 

▽この2か所へ移動。徒歩2~3分の近距離。

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人気の撮影スポット3

一番海沿いの絶景。個人的には一番感動した場所。人の流れに沿って歩いていれば勝手に到着した。

歩いてる最中もすでに綺麗な景色で凄く気持ちいい。

▽左側の黄土色の入口がある建物は高級そうなホテル。

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部屋によっては絶景が見えるはず。いいな。

突き当たりまで歩いていく。 

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花の自然な赤色と空、海のそれぞれのブルーがグラデーションで綺麗。

 

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別のルートから上ってくる人たち。傾斜がきつい坂。

 

パッと開けた場所に着くと、絶景が広がっていた!

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チュニス湾だ。シディ・ブ・サイド港が見える。

 

座って景色を楽しんでいる人がたくさんいる中、ちょっと斜面を滑り降りて草むらの方も散策してみた。砂埃が激しい。座ってる人たちごめん。

巨大サボテンや草花に囲まれて楽しい気分。海もすごく綺麗。

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座ってぼんやりするのも良いのだけど、昼食を食べていないのでほどほどに楽しんで切り上げた。

散策していると可愛いやつらに出会う

ネコ!

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ネコ!

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チュニジアにも猫はたくさんいる。トルコの猫ほど寄ってこない。チュニジア人も野良猫を可愛がる感じじゃないようで猫から警戒心を感じる。チュニスのメディナでは痩せた猫が多かったけど、シディ・ブ・サイドの猫は少しだけマシな痩せ方。痩せてるけど可愛いなぁ。

家で留守番中の我が家の飼い猫はエアコンのついた部屋でぬくぬくしてプクプク太り気味なことを思うと、過酷な環境で生きている野良猫が可哀想になるけど、どうしてあげることも出来ない。いじめられたりせず、幸せに暮らしてほしい。

ランチは人気のあの人気店で

14時過ぎになってさすがにそろそろ昼食を・・ということで先ほど通りかかったお店に空席があるか聞きにいった。1つは満席で入れなかったけど、人気第1位のAu Bon Vieux Tempsに幸運にも入ることが出来た。窓際の席は西日がきつかったので、日のあたらない壁際の席に座らせてもらった。欧米人ならきっとサングラスかけながらテラスか窓際へ行くに違いない。

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  • 店名:Au Bon Vieux Temps أيام زمان
  • 所在地:56 Rue Hedi Zarrouk, Sidi Bou Said 2026 チュニジア
  • TEL:+216 71 744 733
  • ジャンル:地中海料理・チュニジア料理

*公式サイト▽

www.aubonvieuxtemps.net

食事の後はDar El Annabi (ダールエルアンナビ)へ行った。街の富裕層の邸宅を一般公開している施設。18~20世紀のシディ・ブ・サイドに住む家庭の暮らしぶりを見ることができる。入館してみると人が少なかったことから、もしかしたら景色だけ見て満足して帰る人も多いのかもしれないな、と思ったのだけど、かなり面白かったし思いもよらない景色も見れたので是非行ってほしいと思う。

 

長くなるのでランチとダール・エル・アンナビについては次回へ持ち越し。

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*地中海の歴史を勉強すると関連して色んな事が面白くなるのでおすすめ

興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国 (講談社学術文庫)