タビィ旅ブログ

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興味深い世界の音楽(シルクロードなど騎馬民族が広がってたあたり編)

トンダゴッサ!タビィ夫です。

あれこれ音楽は聞いてきたつもりでしたが、

まだまだ新しい出会いというのはあるものですね。

ここ1~2年で見つけた、あまり日本で耳馴染みのない音楽を紹介したいと思います。

 

1,明るくリズミカルだがワンフレーズで突き抜ける、初めて聞く感じのよくわからないウイグルの音楽。

ウイグルの歴史や音楽を発信しているチャンネルで登録されていた「Uyghur folk song & dance」タイトルの動画。

民族以上の女性たちに男性がアプローチして駆け引きしている。

パリッとジャケット着た男性が観客の拍手とともに歌い始めるが、これが独特。と思ったら、サビがなく曲調はずっと一緒だというのも独特。

アップテンポめのリズムと笑顔の様子を見ていると、永遠の時間が流れる桃源郷のような。

 

また、コメントは世界中から来ているが、チュルク系民族の人たちからのコメントが多い。

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wikipediaからの分布図抜き出し。騎馬民族なのでユーラシアの東西に広く分布していて、東は中国の新疆ウイグル自治区、西は東ヨーロッパあたりまで。

肌色になってるシベリア、サハ共和国(ウルトラ寒いところ)とかのあたりも分布してます。

 

「ハンガリーとウイグルはアッティラ=ハンの祖先を持つ兄弟だ!」とか

ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、トルコ、トルクメニスタンなどからコメントされてますね。

キリル文字のコメントはロシアなのか、アジアなのか東ヨーロッパなのか区別つかないですが、いろんな文字の種類が混ざっているのを見ると、「自分の知らない大きな文化圏」があるんだなと認識させられます。

また、他の動画もハシゴして見ていると、チュルク系民族が分布しているエリアの人気の動画は、だいたい同じように「最高だ、私たちは国は違えど同族だぜ!」というコメントが含まれていて面白いところです。

 

2,ロシアの吉田兄弟的な?

ロシア連邦内、アルタイ共和国。モンゴルに近いところで、歌の途中でもホーミー(喉ならすやつ)が入っているし、いわゆるロシア感は薄い。

これが現地でどれだけ"ポップ"なのか分からないが、

伝統楽器と歌唱法を使っているところが面白いところ。

歌詞は「ウマが美しい」とか英雄について歌っているんだけど、

メロディーそのものは、昔のジューダス・プリーストみたいな

ストレートなメタル的な曲調で、シンブルで聞きやすい。

1:25秒ぐらいからホーミーでゥヮャャャャみたいな間奏をやるが、

通常のロックだとギター・ソロが鳴る代わりにホーミーを鳴らしてる感があって、

「民族音楽でござい」というコテコテのものとは違う面白さを感じる。

 

spotifyとかいろんな所に音源をおいているみたいですが、

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下から2つ目、Yandexといえば、ロシアで最大手の検索エンジン。

Yandexがあることもロシアだし、

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上がってる動画の何割かは、雪の下だったり、凍った湖の上で歌ってるところもマジロシアですね。

 

3,フレーズが頭から離れなくなる!2672万再生されてるスロバキアのヘヤホヤヘヤホヤ!

これは曲調としては前の2つと比べて全く聞きやすいです。

ヘーヤーホーーーヤヘヤホヤヘーヤというのがしばらく頭の中でループします。

なにかビデオの内容も愉快で面白いので紹介させてもらいました。

 

MVを見てからこの人のコメントを読むと面白い。

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史上最悪のホテル体験。

ウェイトレスが最初にしたことは、私のいつもの朝食用のグラスワインをこぼすことでした。それから、テーブルをきちんと掃除する代わりに、彼女はただ床にすべてを投げて、騒ぎを引き起こし、しかも、キッチンの男の子と一緒にビリヤード台を走り回り始めたので、私が新聞を読むことに集中するのが非常に困難でした。
それだけでは不十分であるかのように、彼らは外に出てタップダンスをし、ドアを開けたままにしました。それがどれほど寒かったか、彼らは考えなかったのでしょうか?私はそこで凍えていました。言うまでもなく、私たちは一日中なんのサービスも受けていませんでした。なぜなら、ウェイトレスとキッチンヘルパーが一日中外でタップダンスをしていることがわかったからです。私は一日の終わりまでに本当に飢えていました。
(中略)

1つ星の評価。二度とこのホテルに泊まることはないので、誰にもお勧めしません。



4,ああ、ロシア民謡は日本人に馴染む!

 Ой, то не вечер. ああ、まだ日暮れじゃない!

というタイトル。

最初にこれを見たときは、あがた森魚的な倒錯的懐古の演出なのかなと思ったのですが、同じ系統のものを見てると、民謡を歌う時は、日本で着物きるみたいな感じで衣装を着るようです。コサックソングに軍服。

耳あたりがよく、この曲はかなり気に入って、いろんなバージョンを聞きました。

 

このグループの演奏などは、合唱コンクールの練習を思い出しましたね。自分は合唱が好きだったので、加わりたいぐらい。

 

5,イチイチ照れる(ように見える)ハザラ人のめちゃ歌うまやつ

出だしの効果音は著作権?と思うのだが、すぐにアカペラ独唱が始まります。

スイスアルプスのヨーデルとかを思わせるような、激しい高低音移動。

うまいフレーズを炸裂させるたびに歓声があがる!

歌唱バトルなのかな、これは?

 

ハザラ人といえば、ここでハザラ人の演奏を見て、素朴な感じの演奏とメロティがすごい良いなと感じたところから、民族音楽探しの旅が始まりました。(再生ボタン押すと、音楽演奏のところから始まります)

 

6,カザフスタンの女性ユニットのMVは敵を滅ぼしまくる!

女性4人組ユニットГаухартасで、おそらく「カザフスタンの月」というタイトルの曲。

MVの中では騎馬民族やつらが戦争して敵を切ったり、射抜いたり。

歌詞も、祖先を誇るようなもので、草原だ馬だサカだフンだと、ナショナリズムを刺激されます。

Гаухартасの他の曲だと普通の今っぽい女性ユニット的な感じですが、アイドルグループがこんな国威高揚するようなアグレッシブな曲でデビューしてくるのは面白いですね。

 

ちょっとボリュームが多いので今回はここらへんで。