正月休みのチュニジア旅行記6
人気1位のレストランで見た目も味も大満足ランチを食べた
青と白の街、シディ・ブ・サイドを散策したあと、人気店Dar Zarrouk(ダルザルーク)へ戻った。
*サントリーニ島にも似た街の散策記事はこちらから▽
上の写真の青い扉のところにいた入口のスタッフのおじさん(セキュリティチェックしている)に聞くと予約で満席。そっかー!と残念がっていると、そのおじさんが、「あそこが美味しいから行っておいで」と他のお店を教えてくれた。場所を聞くと、先ほど通りかかったお店だった。
散策の合間に道端で少し休憩した時にスマホでレストラン検索して見た中の1つでもあった。歩きながら通りすがりに看板を見てもアラビア文字が読めないから、フランス語が併記されていようが読もうという脳になっていなくてスマホで見た店とそのお店が自分たちの中で一致していなかった。文字としては認識できるけど、脳内で音として読めない、というか。
Trip Advisor人気1位のレストラン概要
Au bon vieux temps(オーボンビュータン)
店名:Au bon vieux temps
所在地:56 Rue Hedi Zarrouk, Sidi Bou Said 2026 チュニジア
TEL:+216 71 744 733
ジャンル:地中海料理・チュニジア料理
シディ・ブ・サイドの街自体が岬の丘の上にあるので、色んなお店で綺麗な景色が見えるけど、Au bon vieux tempsも(Dar Zarroukも)美しい景色が見えるお店としても人気。どちらもチュニジアでは高級料理店。
到着してから今まで2食たべているけど、昨晩はラブラビ(ローカルフード)をテイクアウトして、今朝はホテルの朝食で、どちらも悪くないけど初めてわりとちゃんとした食事なので楽しみだ。
*ラブラビの記事はこちら▽
入口にスタッフのおじさんがいた。満席と言われるかも?と思いつつ声をかけたけど大丈夫だった!良かった!
テラス席
店内写真
トリップアドバイザーのエクセレンス認証を掛けてあった。
座席は2階。
階段を上がっていく。
誰だかわからないけど著名人っぽい人の写真が飾ってある。
まずは大きめのホールがあったけど、隣の小部屋へ案内された。
入った時は3組食事中だった。
食べ終わったときには私たちだけになっていた。上の写真は食後で夕方に近づいているので結構日差しが黄色くなっている。窓の向こうに水平線が見える。
窓際の席から外を見た景色
下向きに撮影したのでこんな感じ。
早い時間帯で空も海も真っ青な時間なら、花の色も更に鮮やかに見えてきっともっといい景色なんだろうなと思う。
メニュー表 - アラビア語、フランス語、英語が併記されている
冷たい前菜
冷たい前菜は16~29チュニジアディナール。600~1000円程度。
上から順に
シーフードサラダ
ブルーチーズとクルミとリンゴのサラダ
トリュフオイルのヴィネグレットソースのシーズナルサラダ
ヴィネグレットソースはフレンチドレッシングのこと。
温かい前菜
温かい前菜は15~29チュニジアディナール。冷菜同様600~1000円。
上から、
大麦のスープwith rock mullet ボラの何か?rockってなんだろう。
海老のビスク with クルトン
シェフのお好みカボチャクリーム
シーフードディライト
焼いたヤギのチーズと松の実とバジル
チュニジア名物の前菜
チュニジアの味が楽しめる前菜は12~17チュニジアディナール。450~650円程度。
上から、Ayem Zamenサラダ
ブルグルサラダ(小麦のひきわりのサラダ)
ツナとエビのブリック(たぶん包み焼きか包み揚げ)
ツナプレート
チュニジア名物料理
メインのチュニジア料理は28~44チュニジアディナールで約1000~1600円
上から、クスクスと魚
ラムとクスクス
野菜クスクス
ラムモースリ(グリル?)
カブカブ(※)
イカの詰め物
※魚とトマトの煮込み。高級レストランにはあるらしい。魚はマグロやサバ、ハタなど多様な魚が使われる。ケッパー、オリーブ、レモンが入っていることが多い
クスクスはチュニジアの国民食と言われるほど暮らしに根付いている料理だし、その他の料理も地中海沿岸らしい料理。
お肉料理
お肉のメイン料理は30~45チュニジアディナール。約1100~1700円。
上から、3種類の胡椒で味付けされたフィレ肉
ラムの串とライス
ローストラム肉 ニンニクとタイムの香りのディップ添え
アジア風フィレの薄切り
ゴマと鶏もも肉(カレーソース)
チキンとマッシュルーム&チーズ
フィレ肉は牛なのか聞いてないので不明。
魚料理
魚のメイン料理は20~48チュニジアディナール。約750~1800円。
今日の魚 バターソース(100gあたり10チュニジアディナール)
鯛の切り身 グリーンレモン
ロスチャイルドスタイル(?)またはグリルした エビ
バスの切り身 シトラスソース
魚の煮込み インディアンサフラン
地中海シンフォニー(なんだろう?)
ソールボンファム(※)
※古くからあるフランス料理。Soleは舌平目のこと。舌平目を魚のスープと白ワインで火を入れて、そのスープを煮詰めてクリーム状の濃厚なソースにした料理。だと思う。
パスタ
パスタは30~38チュニジアディナール。約1100~1400円。
シーフードスパゲッティ
チキンペンネとクリーミーなスピナッチ(ほうれん草)
デザート
ミックスフレーバーアイス
レモンシャーベット
チュニジアのお菓子
パフェ デーツ入り
季節のフルーツ
フォンダンショコラ
Zriga(※)
バニラクリームブリュレ
チョコレートムース
※チュニジアのデザート。バニラクリーム。
注文して実食!
高級店らしくテーブルごとにサーブしてくれるスタッフが付いてきめ細かに面倒を見てくれた。日本の高級店のレベルとは違うけど、丁寧に接客しようとしてくれている感じが伝わってくる。
飲み物はお水を注文。食事はチュニジアの料理が食べたかったので、サラダ以外は、前菜もメインもチュニジア縛りで選んだ。夫はラム肉も食べたいと言っていたけど、量がわからないのであとで調整しようということでとりあえずお肉は注文せず。
最初につきだしのようなものが出てきた。
春巻きのような見た目の魚を包んで揚げたものと、ニンジン、あと何かの野菜(カブ??)、黒い器に入っているのは羊のチーズ。美味しい。
サラダと前菜が来た。
カルタゴ海岸のシーフードサラダ。ちょっとピンボケ。お腹空いてたもので。
レタス、イカ、貝、オリーブ、プチトマト、エビが入っている。普通に美味しい。レタスはあんまりフレッシュではない感じがした。
チュニジアの前菜 Ayem Zamenサラダ
これは好きだった。手前から順に、
・きゅうりとケーパー、ニンジン:爽やか!
・赤いやつ:辛い。トマト?パプリカ?わからないけど美味しい。
・ツナとキュウリ:とても普通。爽やか。
・緑のやつ:オリーブが塩辛すぎず美味しい。ナスかパプリカかわからないけど好き。
見た目が綺麗なことも嬉しかった。昨晩はラブラビに驚かされたから余計に。
続いて、チュニジア料理 魚とクスクス
赤いスープはクスクスにかけながら食べる。ピリ辛。
魚は白身。結構肉厚でボリュームがある。
臭みはなく、美味しい。
クスクスはパスタの原料と同じデュラム小麦を原料にしたチュニジアの国民食。これはなかなか太りそうだ。
パスタとは口に入れた時の食感が全く違うけど、クセもなく食べやすい。過去に日本でクスクスを食べた時は美味しくも不味くもない、という印象だったけど、味付けが美味しかったらこんなに違うんだなと思った。その点もパスタと同じ。
赤いスープが元々適度にかけられている。控え目なので、自分で食べながら調整できて良い。ひたひたにしてしまうとクスクスがベチャベチャになったりするからかも。
もう一品、頑張れば食べられるけど、ほどほどにお腹いっぱいで満足したのでラム肉は夫に諦めてもらい、コーヒーを注文。まずいコーヒーじゃありませんように・・・(ホテルのコーヒーが不味すぎてトラウマ)
普通の美味しいコーヒーだった!!嬉しくて写真撮った。カップ小さいね。
全部美味しかったし、店員さんもテキパキ&笑顔で良い接客で、大満足だった。途中で韓国人のグループが隣のホールの席にやってきて賑やかにしていたのだけど、あんなふうに人数多かったら色々注文出来ていいなーと羨ましく思う。
支払額
料理だけだと90チュニジアディナールで3300円前後。あと水や最初の春巻きみたいなの、コーヒーを足して、値段は…忘れた。けど4千円ぐらいじゃないかと思う。しっかりサービスしてくれたのできちんとチップを付けて支払い。
料理が美味しくても、サービスが悪いと、二度と来たくないと思うものだけど、このお店は雰囲気も居心地も良くてまた機会があれば行きたいと思うお店だった。
食後にシディ・ブ・サイド散歩
ランチの前にも散策したけど、もう少しゆっくり見て回ることにした。人通りの少ない路地にも行ってみた。
いろんな扉がある。青扉、青窓枠、白壁という制限があっても皆の個性がちょっとしたところに出てる。
人気撮影スポットを通りかかったら、やっぱり撮影中だった。
別の場所だけどわたしも夫を撮影してみた。
構図が良くないのは置いといて、なにそのポーズ。思ってたのと違う!
ランチ後の予定
そんなこんなで街並みは堪能できたので、帰ろうかと思ったけどDar El Annabi(ダールエルアンナビ)も寄っていくことにした。
あまり期待してなかったけど、思った以上に楽しく印象深かったので次の記事で紹介したいと思う。