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あなたが(多分知らない)トルコの暗黙のルール その1

この記事はトルコの不動産屋さんが書いた欧米人向け記事「13 unspoken Turkish rules you might not know」のざっくり翻訳です。

面白かったので問い合わせしたら、「クレジット入れてくれるんだったら何でも使ってええよ!」という返事をもらったので書きました。

ありがとうProperty Turkey Limited.のOsaka Alnimer氏。

 

あなたが(多分知らない)トルコの暗黙のルール 13

すべての国がそうであるように、トルコにもいわゆる暗黙のルールがあります。

しばらく住んで初めて分かるルールたち。

私たちは、あなたがどこかで遭遇するかもしれない暗黙ルールのいくつかを伝えます。それぞれの状況をどのように対処するのが良いかについても。

 

1.すぐに帰らないで!!

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(例えばディナーパーティーなどで)深夜前に帰る事は、

「ホストが良い仕事をしなかったとゲストが評価した」ということを意味します。

トルコ人は長時間の滞在を楽しみ、おしゃべりしたり、夜中までラキ(トルコのお酒)を飲んだりします。

子供たちはソファーで眠ったり、夜ふかししたり。

たとえば、地中海沿いのリゾート都市のマンションに友人を訪問するとき、

コーヒーを飲んだ後、一直線でドアに向かわないようにしてください。

ホストは気分を害するかもしれません。

(タビィ夫コメント)ラキはトルコのアニス酒。ギリシャだったらウーゾという名前。透明で、水を混ぜると白く濁ることから、獅子のミルクと言われている。アルコール度数も高いので、知らずに飲んだらむせます。昔参加したボートツアーの船長はこれを呑みながらボートを運転していました。

2003年頃、中世の街並みが有名なサフランボルのいち家庭で食事したことがありました(知り合ったオッサンが、「友人の家につれていくわ」と突然訪問した)。トタン屋根の、裕福とは言いにくいお家でしたが、大家族総出で食事は振る舞ってくれるわ、歌合戦みたいなこともするわ、えらいおもてなし。ご家庭の人たちは「飛行機をキャンセルして泊まっていきなさいよ」「何日ここにいてもいいんだぞ」などとすごい引き留め。

普通にバスに乗らないといけなかったので感謝&立ち去る事への謝罪をして帰りましたが、すげえなトルコ、と感嘆した出来事でした。

 

2.シェアは思いやり

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「食べ物を共有すること」はトルコ社会の不可分な要素です。

お隣さんが病気の場合、スープをボウルで持っていく→こちらが病気になった時や、元気になった隣人がボウルを返したい場合は、食べ物を入れて戻してくれます。

賑やかな大都市でさえ、この習慣はトルコの精神にしっかりと染み込んでいます。 

(タビィ夫コメント)日本人はけっこう感覚分かりそうですね。大都市でも普通にする、という点がトルコ的な印象です。

 

3.「いつ」なんていつ言う? 「いつも」だ!

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食事の間に、食事の後に、日の最初に、一日の終わりに。

お茶は社会の潤滑油。

トルコ人はトルコのお茶、チャイなどを何リットルも飲みます。

で、飲み終わると、ホストがお代わりを補充します。

だから、いつ飲む?→ずっと飲んでる です。

とはいえ、膀胱が破裂するまで丁寧に飲む必要はありません。

ティースプーンをグラスの上に置いたままにしておくと、

「もう(これ以上は)結構です」というサインになります。

(タビィ夫コメント)本当にいつでも!店員もタクシードライバーも傍にチャイグラス。

食後のチャイはサッパリするのでお気に入りです。

 

4.年長者ファースト

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お年寄りはトルコで尊重されます。

部屋に入ったときは、まず長男に挨拶してください。

はっきりしない場合は、あなたに最も近い人に挨拶し、反時計回りに回りましょう。

また、年配の人に挨拶するときに少しお辞儀して挨拶するのは礼儀正しいことです。

多くのトルコ人は高齢者の手にキスをすることを教えられています。

ただし、あなたまでこれをすることは期待されません。 (だから安心して!)

(タビィ夫コメント)あるトルコの家庭に招待されて食事した後、

僕は向こうのお父さんの肩もみをしていたんですが、

ちょっとふざけて、くすぐるようなジェスチャーをすると、

周囲の子どもたちが青ざめて「ダメーーー!!」と止めに入りました。

「お父さん相手にふざけてはダメだよ」と怒られまして。

すみませんでした。

 

5.手土産を忘れずに

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誰かの家に招待されたら、必ず何かを手土産を持っていってください。

花やチョコレートは最適ですね。

ただし、最適なアレンジは花屋に確認してください…葬儀用の花を選んでしまうのを避けなければ!

または、あなたの国の何かを土産にするというのも良い選択です。

バクラバのようなお菓子は人気のある贈り物で、子供がいる場合はやっぱりお菓子は最適です。

ホストが飲むことを確実に知っているのでない限り、アルコールを持参することに注意してください。

(タビィ夫コメント)バクラヴァなど売ってるお店は深夜まで購入客で混み合ってるとか。

トルコの菓子は激甘の鬼甘ですが、チャイと合うんですよね。

時々、あのシロップヒタヒタのバクラヴァが食べたくなります。

 

6.家では靴を脱ぐ

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玄関の外側または内側で靴を脱ぎます。

あなたの国の習慣を知ってるホストが「靴はいたままでいいよ!」と言ったとしても、

靴を脱ぐ方がより礼儀に適っているかもしれません。

よくわからない場合は、

ホストや他のゲストがどうしているかを確認してください。

ホストはわかりやすく、室内用のスリッパを提供するかもしれません。

靴を脱ぐ習慣は、イスタンブールのアパートを訪れても、

ボドルムの別荘の友人を訪ねても、

靴を脱ぐルールはトルコ全土で一般的です。

(タビィ夫コメント)馴染みがあるから余裕ですね 

私は足もよく汗かくから、靴ぬげるのは嬉しい

 
7.夕食は私におごらせて。

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トルコのおもてなしでは、

ホストがもてなす=ごちそうする、ということになっています。

実際、割り勘とか個別会計というのは、トルコ社会ではまったく異質。

支払いを申し出た場合、丁寧に辞退されます。

最善のアイデアは、ホストに感謝し、お返しの招待状を贈ることです。

(タビィ夫コメント)たしかに、仲良くなったらみんなおごってくれました。

でもトルコに限ったことでもなく、「ホスト側がごちそうする」というのはよくありますよね。 

中国では支社の人がいつもごちそうしてくれるし、欧州で友達になった韓国人がソウルでサムギョプサルおごってくれて美味かった~。披露してくれた韓国語のラップは上手か下手か、ぜんぜん分からなかった~。バングラ人もおごってくれる。


8.政治の話題は避けよう

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トルコ人は愛国心が強く、強気の見解を持っていることが多いです。

そのため、トルコそのもの、国旗、そして建国の父であるアタチュルクへの侮辱はタブーです。同じように、トルコ国旗に対して敬意を表してください。

その上に座ったり、引っ張ったり、ハンカチに使うといった方法は不適切です。

ご注意を!

(タビィ夫コメント)暗黙と言わずとも、まあ分かりますよね!

 

9.パーソナルスペース

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控えめな文化圏から来ると、

「トルコ人はパーソナルスペースを必要としないのか?」と思うほど、

話すときに「近い近い!」と奇妙に思えるかもしれません。

後ずさりするのは、失礼と見なされます。

逆に、許可なく誰かに触ることは失礼と見なされます。

(タビィ夫コメント)でも肩バンバンとかハグとかは気軽にやってくるので

 どのように線引きされてるのか、判断はけっこう難しいものです。

 

10.会話スターター

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会話が盛り上がり始めたら、トルコの歴史と文化について質問してください。

トルコ人はその遺産を誇りに思っており、意気揚々と回答します。

また、サッカーは非常に人気があり、

ほとんどの人がガラタサライ、ベシクタシュ、

またはフェネルバフチェのファンなので、

チームの最近の状況について尋ねるのも良いですね。

そしてトルコ人は一般的に誰もが政治の専門家でもあるので、

会話を熱くさせたくない限り、政治の話題は避けてください。

(タビィ夫コメント)かなり多くのトルコ男性は、

「俺はサッカーがめっちゃ上手い。少なくともプロの○○より上手い。(僕が当時良く聞いたのは、トルコ代表のハカンには負けるが、中性的イケメンのイルハンより俺の方が上手いぜというもの)

でも、怪我したから / もっと別の興味があったからサッカー選手じゃないけど、

あのままいったら今ごろ俺はスター選手だっただろうな」

と語ります。にこやかに相槌を返そう!

男同士だったら「最近は落ち着いたけど、俺はプレイボーイなんだぜ。最近は落ち着いたけどね」自慢も聞ける。

具体的に聞くと答えに詰まることもあるから、にこやかに相槌だけ返しておこう!

 

11. 名前に含まれるもの?敬称というか。

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男性は通常、最初の名前と「bey(ベイ)」との組み合わせで呼ばれるため、

例えば、Cameron Degginは「Cameron Bey」になります。

女性の名の後に「hanim(ハニム)」が続きます。

彼らがプロの職名を持っているなら、代わりにそれを使うべきです。

トルコでは、これは医師や教授だけに適用されるのではなく、

弁護士(avukat)、エンジニア(muhendis)

またはマネージャー(mudur)に適用されます。

職名の後に「bey」または「hanim」を使用します。

(タビィ夫コメント)日本でも○○先生とかありますが、

 マネージャーとかエンジニアもあるというのが新鮮かな?

 

 

12.幸運の水

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肩に塩をかける邪気払い、の違うバージョン、

このトルコの習慣は、スムーズな旅を祈るものです。

誰かが旅に出るときは、

「su gibi git、gel(水と同じように行き、帰りなさい)」と言いながら、

彼らや、彼らの車の後ろに水を注ぎます。

(タビィ夫コメント)日本だったらなんだろうと思うと、火打ち石ですね。

送る人がカチッカチッとやるというやつ。 見たことないですけど。

「水と同じように行き、帰りなさい」という文句は、なんかかっこよいです。

 

13.ジェスチャーにご注意

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トルコで考えずにやると誤解を招くジェスチャーがいくつかあります。

人差し指と親指で「o」の形を作ると、同性愛の証。

舌打ちすることは解雇のジェスチャーであり、

小さな子供に行う「舌を握る」ジェスチャー

(握りこぶしの人差し指と中指の間に親指を刺すこと)は、

卑猥で、西洋世界で言うところの中指を立てる行為に相当します。

 

(タビィ夫コメント)○を作るジェスチャーは、OKみたいな意味合いで、やってしまいがちかも知れません。

表情とシチュエーションもあるので、それで怒られることは無さそうですが、無用な誤解は避けたいものです。

 
その他、振る舞いとして良くないのは…
  • 食事中に鼻をかむ、歯を爪楊枝でシーシーやる(一言で何という?歯の掃除?)のは非常に失礼です。
  • 座っている間は足を上げないで。「足の裏を他の人に見せる」が失礼に当たります。
  • 人を指で差さないように。
  • 会話中または公共の集まりでのチューインガムを噛むのは失礼です。
  • 公共の場で悪態をついたり、酔っ払ったりすることは、大変よろしくありません。

 

これらのルールの一部は、混乱したり覚えにくいように思えたりしますが、

トルコ人は、あなたが快適で居心地の良い雰囲気を味わってくれる親切な人たちであることに留意してください。

彼らはあなたが不注意にいくつかの間違いを犯しても気にしません。

外国人として、彼らはあなたがすべてのニュアンスを知ることを期待せず、

あなたが努力していることをただ幸せに思うでしょう。

 

以上です!

トルコの習慣を学びながら、西洋人と日本人の習慣の違いも感じられたおもしろい記事でした。