大韓航空の乗り心地、機内食等について紹介
※長距離便(仁川~イスタンブール線)を利用した際の感想です。
1.シート
普通 ★★★☆☆
エコノミーシートについても大韓航空はHPで「快適さ」をアピールしている。
・リクライニング約118度
・座席幅(内寸)46cm など
でも、感想としては「普通」。ごく普通一般的なエコノミーだった。
後ろに誰もいない状況でない限り、マックスの118度に座席を倒せることはまずあまり無いと思う。
往復で合計25時間近くのフライトだったが、118度リクライニングの恩恵は残念ながら受けられなかったので、加点にならず。
座席幅についても特筆すべきことはなく、普通としか言いようがない。
2.設備
良い ★★★★☆
良かった点
・各座席のスクリーンが日本語表示に切り替えられる
・USBポートやコンセントがあり充電できる
・フックに荷物がかけられる
▲スクリーン左側にフック、右側にUSBポート
▲かけてみた。手が当たるとすぐ落ちる。もっと細いストラップ向けだ。
▲座席下にコンセントあり
良くなかった点
全然大したことではないけど3点
・映画やドラマ等の音声は韓国語と英語、字幕は英語と中国語など、日本語が無かったので単なるわがままだけど物悲しい気分に。(日本のドラマや映画もあったけど)
・座席のポケットに機内誌やらなにやらパンパンに詰まっていて邪魔(配布される水のペットボトルを置く余裕も無い)
・ペットボトルをポケットに入れられないなら、ドリンクホルダーに置けば?と思いきや、サイズ的に入らない
▲なぜだ。ちょうど入らない。仕方なくお尻付近に置くけど微妙にストレス。
ポケットに入れている水色の袋は、使い捨てスリッパ&歯ブラシが入っていた袋。
3.機内食
良い★★★★☆
仁川発イスタンブール便
洋食or韓国料理が選べた。洋食を選択。
▲これにパン付き。あっさりヘルシーで嬉しい。
▲ナッツリターン事件を思い出してちょっと笑った。このピーナッツ美味しいから好き。
▲軽食にピザパンのようなもの
お昼すぎに出発し、11時間ほどでイスタンブールに着くので男性は少しお腹が空くのかもしれない。周りに座っていた韓国人の男性がキャビンアテンダントさんにお願いして追加の軽食をもらっていた(辛ラーメン)。
香りにつられて、近くの人がまた頼み、そして更にまた近くの人が頼み、辛ラーメンウェーブが巻き起こっていた。
食べたくなったけど辛さでお腹が痛くなるのが怖かったので諦めた。
辛ラーメンは韓国の航空会社ならではの軽食だと思うので好きな人は嬉しいポイントか。
イスタンブール発 仁川行き便
選択肢があるけど、ピビンパ(ビビンバ?)をせっかくなので頼んでみた。
サトウのごはんみたいなもの+ピビンパの具、わかめスープ、漬物?、デザート。
▲コチュジャンチューブが付いている。「炒めコチュジャン」の表記。
周りの韓国人の方たちの様子をうかがい、真似をして食べた。
▲ここにご飯を投入し…
▲コチュジャンを入れる
周りの人は全コチュジャンを混ぜていたけど、初心者は慎重に半分ほどにしておいた。
食べてみると辛さはピリ辛程度だけど、塩辛い。全部入れると喉が渇きすぎそう。
▲ほんのりピリ辛の漬物のような何か。塩辛い。
塩辛いのはさておき、ピビンパは美味しかったし、自分で作る感じも楽しかった。
4.客層・スタッフ
普通~良い ★★★☆☆
乗客のほとんどは韓国人。日本人も少し乗っている。
騒がしく喋っている人はいなかった。
キャビンアテンダント、グランドスタッフともに好印象。
男性のキャビンアテンダントの方もいて、にこやかな接客だったのが印象的。
イスタンブールのグランドスタッフも誠実な対応&にこやかで良かった。
仁川空港のチェックインと荷物預けはセルフで済ませたのでスタッフについては不明。
5.チェックイン方法と感想
すごく良い ★★★★★
仁川空港では自動化が進んでおり、チェックインと荷物の預け入れをセルフで済ませることが出来る。
大韓航空も同様にセルフチェックイン、セルフで荷物預け入れが出来る。
荷物を有人のカウンターで預け入れる場合、オンラインチェックインやセルフチェックイン機を使ったところで結局チェックインの行列に並ぶ羽目になるので、荷物預けを並ばず出来るのは大きなメリット。
使い方が分からなくてもスタッフがサポートのために立っているので大丈夫。
イスタンブールではセルフの機械化は進んでいないので、通常どおり並ぶことになる。
ウェブチェックインは利用できるのでスマホなど使える人はカウンターへ行くより先にチェックインは済ませた方が良い。評価は普通。
仁川空港でのチェックイン
最高 ★★★★★
行列に並ばずスムーズに次の手続きへ進むことが出来るのでセルフチェックイン、スマートバッグドロップ(セルフで荷物を預け入れ)が最高。
カウンターが開くのを待つ必要もない。
わたしたちは仁川空港をうろうろしたかったので早々にチェックインを済ませ、ラウンジ巡りやデジタルジム、VR体験をして遊んだ。
セルフでの手続きは悪かった点は全くなし。関空にも導入してほしい。
▲セルフチェックインの機械が10台くらい並んでいる。
機械の後方のカウンターのように見える場所はスマートバッグドロップ(セルフで荷物預け入れ)のゾーン。
チェックインの操作は簡単だけど、サポートスタッフがいるので安心。
セルフチェックイン機の操作方法
有人のチェックインカウンターでグランドスタッフが実施することをセルフで行うことになる。カウンターの中ではこういう処理をしていたんだなぁ、と勉強になった。
これは人がやらなくても、完全に無人(セルフ)で良い作業だとも感じた。
①まず利用する航空会社をタッチで選択(大韓航空/デルタ航空/KLM/エアフランス)
②大韓航空の画面へ遷移
③言語選択(デフォルトでは韓国語になっているので日本語に変更)
④カウンターで確認されるのと同様に、持込・受託荷物の注意点を確認し、画面右下の「内容確認の上、同意いました」をタッチする
⑤本人確認方法を選択
パスポート/予約番号/eチケット番号/マイレージサービス/バーコードから選択する
⑥どれでもよいけど、バーコードを選択した。
「旅程表にあるバーコードをスキャンしてください」と表示される
⑦画面下にあるスキャナーにバーコード部分(プリントした旅程表)をかざす
左側の四角い部分へ。
⑧読み込みできたら画面に名前が表示される(赤線の箇所に)ので、チェックインをする人の名前を選択。同時に全員チェックインするなら人数分「✔はい」をタッチ
⑨「パスポートを挿入口へ入れてください」と表示されるので、
画面下の右側挿入口へ顔写真のページを開いて入れる
⑩認証完了すれば、「搭乗券の印刷中です。」と表示されるので少し待つ
パスポートをスキャンした場所のすぐ下から搭乗券が出てくるので取り忘れないこと
⑪搭乗時間、搭乗ゲート、出発時間を確認する
「荷物を預ける場合は受託手荷物預けデスクへお持ちください」の表示あり。
⑫チェックイン完了
出発の4時間前にチェックインしたせいもあると思うが、待ち時間0でチェックインが終わった。
Smart Bag Drop(スマートバッグドロップ)にてセルフで手荷物預け入れしよう
こちらもチェックインと同様に操作は簡単。荷物のタグ付けだけ、初めてなので一瞬手間取ったけど、画面に表示されるとおりにやれば大丈夫。
待ち時間はゼロ。最高。
①無人なので空いているところへ行ったらOK
②チェックイン機から出てきたばかりほやほやの搭乗券を用意。
バーコートをスキャンする
画面下、右側のガラス面にかざす
③パスポートを同じ場所にかざす(写真の面を下に向けて読み込ませる)
④「こんにちは ●●●さん」と表示される(赤線の箇所)
便名、行き先、荷物の個数、重量を確認して問題なければ「確認」をタッチ
⑤タグのシールが出力されて出てくるので、画面に出る動画の手順に沿って預け入れる荷物に付ける
⑥機械の右隣にあるレーンに荷物を入れて完了!
アタテュルク空港の大韓航空チェックインカウンターは?
仁川国際空港のような自動化はされていないのは勿論のことながら、そもそもカウンターがほとんど全てターキッシュエアラインズ。
大韓航空のカウンターは時間にならないと場所もわからない。
荷物を預けない場合はオンラインでチェックインで済ませてすぐに保安検査場へ行けば良い。
問題は荷物を預ける場合。
案内板にカウンター番号が表示されるのを待つしかない。
表示されたらすぐに移動して並ぶ。
待ち時間が全く違うので、モバイルチェックインをしてから並ぼう。
チェックインをしていない列は長蛇の列、チェックイン済の列は数名、というくらい差がある。
アプリで簡単に出来る。
大韓航空は最近クロアチアのザグレブ線も就航したし、仁川空港も凄く快適だったのでまたいずれ使う機会があるように思う。
事故のニュースを何度か目にしたことがあるので、そこはちょっと不安要素ではあるけど、実際乗ったときは危険を感じることも特になく快適に過ごすことが出来たので良かった。
2019.9 再び大韓航空の長距離便を利用したので再レビュー
新しい設備でより快適になっていました。
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