タビィ旅ブログ

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あなたが(多分知らない)トルコの暗黙のルール その2

この記事はその2です。

その1は下記。

トルコの不動産屋さんが書いた欧米人向け記事「12 MORE unspoken Turkish rules you might not know」のざっくり翻訳です。
問い合わせしたら、「クレジット入れてくれるんだったら何でも使ってええよ!」という返事をもらったので書きました。

ありがとうProperty Turkey Limited.のOsaka Alnimer氏。

 

あなたが(多分知らない)トルコの暗黙のルール12 【翻訳】

皆さんどのぐらいトルコの「暗黙のルール」を知ってますか?

見知らぬ他人の笑顔は失礼と思われる?

テーブルや床の上にカバン置くべきか?

なんでトルコの人たちはいつも遅刻しまくり、そんなにキスが好きなの??

などなど、

私達のトルコの細かい社会慣習についての記事は結構たくさん議論を生み出しました。

今回は、トルコのエチケットについてさらにいくつかのポイントをまとめました。

同意できる内容か、読んでみてください。

 

前回の記事で書いたみたいに、トルコ人はおもてなし好きの人々なので、

(馴れ馴れしいからといって)あまり犯罪については心配しなくて良いです。

あなたが出会うほとんどのトルコ人は、

「トルコで楽しい時間を過ごして欲しい」だけで、

あなたがトルコの文化に興味を持っていることがめちゃ幸せなんです。

(タビィ夫コメント)ただし万国共通ですが商売人とナンパするやつを除く

1,「笑顔じゃない=失礼」ではない

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トルコ人は欧米人とくらべてかなり"笑わない"!

でもこれは「フレンドリーじゃない」「歓迎してない」ということではありません。

トルコに行った人なら分かるように、まったく逆です。

笑わないのは、ただの文化の違いです。

特に、外国人の笑顔に慣れていない田舎では、「見知らぬ人に対しては笑顔を向けない」のが最善とされます。

こちらからニコニコ笑顔を振りまいた場合は、良くても、彼らはあなたが外国人であることに気づいて、あなたに挨拶するぐらい。

最悪の場合、彼らはあなたを少し単純なやつだと思うか、あなたが彼らをからかっているんじゃあないか、と思うでしょう。

トルコ的一般論で言えば、笑顔はあなたの近くの人々のためだけに控えめにしておきましょう。

(タビィ夫コメント)旅行者がめぐるところは笑顔接客が多いけれど、

確かにツーンとした人もいるんですよね。

それが時々TripAdvisorに悪いコメントとして書かれてたりするけど、

仕事はまあテキパキしてる人が多い気がします。

日本でも地方とか、常連客ばかりの店に行ったときに

中の人からの「よそ者を見る視線」ってあると思うんですけど、

けっこう分かる感覚ではないですかね。

相手に過剰な期待をしないんだったら、笑顔の方がいいよねと思います。

2,ハンドバッグを床に置いたらアカン

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混雑してるレストランだろうがアパートの中だろうが、

トルコでは不衛生だと思われる床にハンドバッグを置くのは良くないです。

不運にもお金が床に散らかってしまったり、

苦労して稼いだ現金を役に立たない物や軽薄なものに浪費する要因になります。

(タビィ夫コメント)衛生的にも悪いし、中身が飛び出るのはお恥ずかしい。蹴られたり汚れたりして買い替えするのはもったいない。

日本でもあまり床にハンドバッグを置くシーンは考えにくいですが、家の中だったら置くかな? 

3,敬意とともにパンをふるまう

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多くの文化では、パンは繁栄(=自分自身と家族を養う能力があるぞ)を表しています。

これはトルコでも当てはまります。

トルコでは、残ったパンを捨てず、門や他の人が見つけられるような場所にぶら下げておきます。

これは迷信ではありません…余裕のない人に食べ物を渡すための実用的な手段なんです。

あと、パンを踏むことは絶対にしないでください。

パンを落とすか、地面にパンが落ちてるのを見たら、それを拾って「ビスミラ(神の名において)」と言うのが習慣です。

(タビィ夫コメント)パン落ちてるとか、ぶら下げてるのはまだ見たことがないですが、わざわざ落ちてる食べ物を踏むっていうのはやらないですよね。

会社のバングラデシュ人もランチの時に「ビスミッラー」と言って食べてます。言ってないときの方が多いけど。

4.あたたかい挨拶は一日の最初の必須事項

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多くのトルコ人は握手を少し堅苦しいあいさつと考えています。

これはあなたがどこにいるか(大都市/海辺のリゾート/田舎)と、相手をどれだけ知っているかによりますけど。

かわりに、多くのトルコ人はトルコ式の軽いハグを行います。

友人の手を握って引き込み、もう一方の手で背中をたたきながら、頬にキスをします。

男性はお互いにキスするのではなく、頭の両側をそっと触れて挨拶する傾向があります。

(タビィ夫コメント)不動産屋さんから引用した写真がすごくエルドアン首相だけどいいのかこれは。
うちの猫の毛がモジャモジャしてるやつは、朝起きたらまず顔面をすり合わせてきて、
「すげえトルコ的」といつも思っています。
夫婦でトルコ旅行行ったときはハグの機会はなかったけど、学生のときのバックパッカー旅では
かなりいろんなヒゲモジャのオッサンたちと頬をずりずりしました。
(原文はhalf-hugとか書いてるけど、だいたいハグもガッシリやってたで・・「あたたかい」と「あつくるしい」は紙一重。)

5.正味の話、ほとんどのトルコ人は厄除けの目ン玉(ナザール・ボンジュウ)を信じていない

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青と白のナザール・ボンジュゥはどこにでもあります。
大企業のオフィスからカルカン(リゾートで有名なところ)の別荘に至るまで、壁、出入口、車、さらには赤ちゃんにピンで留めてたり。
でも、だまされてはいけません。

これはトルコがまだ文明的に暗い時代ということではありません。
古い迷信を信じるトルコ人はほとんどいません。

(タビィ夫コメント)そんなもんですよね。

ナザールボンジュのキーホルダーとかは、サイズも値段も自分用のお土産には最適。

6,冷えは万病のもと

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トルコでは、「ほぼすべての病気は冷えに起因してる」と考えられています。

人々がどれだけ冷えを恐れているか、試しにバスの窓を開けて、何が起こるかを確認してください。どんな風も「ヤバい」と見られてると分かるでしょう。

多くのトルコ人は、イスタンブールで最も暑い日でもアパートでエアコンを使用しません。

冷たい床は避けるべきで、特に女性は、あらゆる種類の病気を避けるためにスリッパを着用する必要があります。

一部の人々はアイスクリームや冷たいヨーグルトすら控えるほど。

(タビィ夫コメント)でもホテルはだいたいエアコンがあるからセーフ。安宿にはなかったりしますが。

日本でも暑い日でも熱い茶にこだわりのある人もいますし、コンビニでも常温の飲み物が増えましたね。

7. 公共交通の中では声を落として

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トルコ人が公共交通機関の中で話すことはあまり一般的ではありません。

笑うのはもちろん、冗談を言ったり、叫び声を上げるとか。

バスでの騒々しい振る舞いは注意を引きます。通常は良くない意味で。

注意されるかも知れませんから、気をつけて。

(タビィ夫コメント)イスタンブールなど観光客が多いところはそんなに神経質じゃないと思いますが、確かに乗り物の中は静かなことが多いですね。

でも、バスやタクシーのドライバーがガンガン音楽かけたりはする。

どこでもレモンコロンヤ(香水)!

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食事の前、食事の後、ゲストを歓迎する時、少し気分が悪い人への気付けに・・・

レモンコロンヤ(レモンの香りの香水)はどこにでもあって、何にでも使われます。

全国の家庭、レストラン、仕事中や、バッグの中でも。

レモンコロンヤは気付け、リフレッシュ、消毒に使われます。

ユビキタスなコロンヤは、トイレでも顔でも、時々掃除に使用されます。

そして、家庭内で病気が発生した時は、

ドアノブ、電灯のスイッチ、および手が接触する他の場所の消毒に使用できます。

(タビィ夫コメント)コレ!習慣の違いを体感するやつ。
香水と言ってもそのアルコール度は高くて(60-80度など)、消毒・リフレッシュ的に利用されます。
長距離バスに乗ったりすると車掌さんがお茶とかとは別にコロンヤを振る舞ってくれるんですよね。個人的には好きです。

9.自分が食べる前に、まず他人に勧める

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これは良いマナーとして、どこ出身かに関わらず、

ほとんどの人に自動的に適用されます。

スナックや飲み物を自分で選んだ場合も、

自分で楽しむ前に、トルコの友人にいくつかを勧める必要があります。

勧めたら常に受け入れられるわけではありませんが、

「いかがですか?」と尋ねないのは失礼と見なされます。

(タビィ夫コメント)「(あなたから)どうぞどうぞ」ですね。
こういうのは覚えといたらいいですよね。
旅行では、なかなか勧める機会ないかも知れませんが。

10.お茶を決して断ってはいけない

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誰かがあなたに「お茶飲む?」と尋ねるとき、

彼らはリフレッシュの必要性を考えているのではありません。

お茶を飲むことは社会的なコミュニケーションであり、

拒否することは反社会的とみなされます。

一緒に座ってチューリップの形をしたガラスを上げると、

旅に連れだつような絆が生まれます。時々は一瞬、時々はずっと続く絆が。

トルコ人はお茶と共にあらん。

お店や家、フェリー、活気のあるティーガーデンでは、

老いも若きも一緒にお茶を飲みます。

トルコ人が世界で最も熱心なお茶の消費者であり、

年間約1000杯を飲んでいるのも不思議ではありません。

(タビィ夫コメント)押し付け~!でもトルコのお茶は美味しいし、カップも小さいからセーフ。
服屋でもチャイが出る。警察でもチャイが出る。
アンタルヤの宿のオッサンと地元の警察に行ったとき(「一人で行くのさびしいから誰かついてこない?」と宿のオッサンが言った)、警察に勧められて2~3杯飲みました。タクシーやバスの運転手もだいたいチャイ飲んでますね。

11.トルコ人は(物理的な)触れ合いが好き!

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部外者はいつも、トルコの触れ合い文化に初めて出会うとビックリします。

女性が女性と手をつないでいるのを見たり、男性が男性と手をつないでいるのを見るかもしれません。

ただし、微妙なルールがあります。

たとえば、誰かの足に触れることは性的ジェスチャーと見なされるため、

非常に不適切です。

彼らは非常に親しい友人、またはカップルでない限り、

異性に触れることはほとんどありません。

(タビィ夫コメント)中東では男同士でくっついてるのをよく見かけます。

 東アジアだと、女の子同士で手をつないで歩いていたりしますけど、日本はあまりしませんね。

12. 急ぐってどういう意味ですっけ?

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トルコ人は時間に寛大です。

それはトルコ文化以外の誰かにとっては言い訳に聞こえるかもしれません。

でも、外国人は気づくべきなのです。

時間というものも文化であり、時間の定義は状況に依存することを。

社会的には、遅刻は失礼とはみなされません。

そのため、イベントを計画している場合は、

時間通りに集まることを期待しないでください。

ただし、バスと電車は通常時間通りに運行され、

ビジネスシーンでは時間厳守が重要です。

一方、重要な配送や、ケーブルの設置工事を待つことは、別の話です。

(タビィ夫コメント)確かに交通機関はそんなに遅れる印象がありません。むしろ南イタリアとかの方が辛かった。「もう接続予定のバスは出ちゃったから、今日はこの村に泊まってね」とかサラっと言われたり。

トルコも旅行では良かったけど、実際に住んだりしたら、定刻の守らなさ加減にイライラしたりするんでしょうね。エアコンの電気工事ぜんぜん来ねえ!という怒りの在住者ブログなど見かけたりしました。

以上です。

日本人的には、まあ分かるという部分も多かったかな~と思います。