水の都として海上輸送が盛んだった大阪。
現在は多くの堀が埋め立てられたり、橋がかけられたりしていますが、まだ現役の渡し船が8つ!稼働しています。
大阪市HPより:渡船場のマップ
今回は上記の①の天保山ルートをご紹介。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)近くの桜島と、海遊館近くの築港(天保山)をつないでいます。
渡し場所在地
・築港側 大阪市港区築港三丁目2-25
Osaka Metro(大阪メトロ)中央線「大阪港駅」下車、北へ徒歩約10分
・桜島側 大阪市此花区桜島三丁目10-34
JRゆめ咲線「桜島駅」下車、南西へ徒歩約10分
大阪市:1.天保山(てんぽうざん)渡船場 (…>川・橋>渡船場)
明治38 年(1905年)に誕生し、昭和元年(1926年)には現在のルート。
昭和42年(1967年)には1日平均1700人の利用者があったが、
令和元年(2019年)は、1日平均約761人が利用してるとのこと。
▼ちなみにこちらが運行時刻表
USJ近くの桜島渡船場へ
自転車でいろんな場所をうろつくのが楽しみだったのですが、ネットで「大阪に渡し船があるよ」という情報を見つけて、船乗り場に向かいました。
USJの他、ライブホールのZep OSAKA Bayside近くのコンビニなどでは若い子たちがたくさんいたのですが、さらに船着き場が近づくと、コンビニの影はなくなります。
なにか飲もうと自販機に近づくと、この時は賞味期限切れの飲み物が10円で売られていました。最初から期限が切れてると明示してるだけ良心的ですね・・・
さ、近づいてきました。華やかさはなく、渋くていいです。
スロープを登っていって、
次いでスロープを下ると、待合室と桟橋があります。
待合室の中は日本語と英語で注意書きあり。
この日も在住外国人がいましたが、別日には観光客っぽい東アジア系親子もいました。
無料で乗船できるのできっぷ販売なども無し、無人です。
いざ渡船
船が近づいてきたので桟橋に自転車を押していきます。
船に乗り込んだ後、待合室側。
天保山側。最初から対岸が見えています。
運行し始めて4~5分で対岸が近づいてきます。夕日の落ちる西側が大阪湾ですので景色が開けています。
天保山公園の渡船場に到着。みなサクサク降りていきます。
外国人が多いのは、USJで働いている人が多いんだと聞きましたが本当かどうかはわかりません。が、たしかに近いから便利そうです。
大阪港近辺の散策
地図左下の大阪港ダイヤモンドポイント。
そんな名前がついていることを初めて知りましたが、自転車の散歩でよくゴールにする場所です。
この日はちょうど夕方でそちらに向かいました。
人はいつも数人いるイメージ。
そろそろ日が暮れそうです。
端っこに行き着くとこのような光景。
冬場はコーヒーを飲んで納得したら帰ります。
大阪港駅近くにはレトロなビルがあります。カフェや評判が良いおしゃれウドン屋さん、ジュエリーの教室などあるみたいです。そのうち寄ってみたいですね。
渡船場そのものはそんなに便利な場所というわけでもないので、
遠方からの観光で寄るルートではないかなと思います。
むしろ大阪の地元民が、「こんな移動方法があったんだ」と
週末の半日で地元再発見するようなプランの参考になれば。
全然関係ないですが、
子供のころ、神戸ポートアイランドに住んでいた私は近所の子たちと一緒に、
神戸六甲アイランドにあった当時日本最大のウォータースライダーで遊ぶために、
船で移動してました。
友人たちと潮風を浴びた夏休みの光景が心に焼き付いています。