チュニジア、チュニスで行ってみたスーパーで購入したもののレビュー。
2店舗行ったのでスーパーの様子と商品を写真と共に紹介する。
全世界に展開するチェーン店
フランスに本社があるカルフール。チュニジアは元々フランス領だったせいかチュニスにもいくつもカルフールがある。
その中でも今回行ったカルフールは規模はそこそこだけど、立地が良く大通り沿いにあるので行きやすいと思う。メトロのネルソンマンデラ駅から徒歩6分。メディナからは徒歩20分ほど。
店名:Carrefour Market Lafayette
كارفور
住所:Rue de La Palestine, Tunis 1002 チュニジア
電話番号:+216 70 938 000
営業時間:毎日 8:30~22:00
・店内ATMあり(STB BANK)
入口で手荷物の検査(X線)を受けて入る。香水屋やATMなどを通り抜け、食料品コーナーは奥の左手にある。
マクルードなどのチュニジア菓子
メディナを歩いていたら路面店や路上販売もされているけど、グラム売りで袋に入れてくれるので長距離持ち運ぶにはちょっと不向き。カルフールのパッケージだったら日本への持ち帰りもしやすい。
TUILES(トゥイル)(写真左)とMAKROUDH(マクルード)(写真右)を購入。
TUILES:トゥイルまたはチュイールは、薄くサクサクした、甘くて風味のある、ドウやチーズから作られるウエハース。元々はフランスのもので、タイルを意味する。
フランスの屋根タイルに形が似ているところから名付けられた。パンナコッタ等のデザートの付け合わせや、シャーベットやアイスクリームの食べられるカップとして用いられる(出典wikipedia)
200g入りで10.5TND、約400円ちょっと。アーモンドが入っていて香ばしく程よい甘さで美味しかった。
MAKROUDH:マクルード。北アフリカとマルタの伝統的な甘いペストリー。セモリナ, ドライデーツ or イチジクが主な材料。ダイヤモンドの形をしていて、名前はこの特徴的な形に由来している。
500gで3.6TND、150円くらい。ざっくりとした食感で甘いので沢山は食べられないから、複数名で分けて食べるのにちょうど良い。日本では無いものなので話のネタにも良さそう。
生鮮食品
チーズコーナーは種類がたくさん!量り売りもしている。
お肉コーナー。
チュニジアのファストフード店ではチキンをケバブのように丸焼きされていてテイクアウトするお客さんもしばしば見かけた。カルフールでも丸ごとで売られている。左側の写真の真ん中のはマトンかな?ムスリムなので豚は売られていない。
コーヒーや紅茶コーナー
ホテルの部屋にポットがあれば買って飲んでみたかったけど、今回は買わず。街中で飲むコーヒーで唯一まともな味だったのがCafés Bondinというお店のコーヒーだったのだけど、カルフールにはコーヒー粉も売っていた。UCC(上島珈琲)みたいな会社なのかな? ネットで調べたらチュニス・カルタゴ空港のすぐそばに会社があるみたい。
Cafés Bondin公式サイト
2店舗目は、こじんまりとしたローカルスーパー
店名:Magasin général
المغازة العامة
電話番号:+216 71 126 800
営業時間:毎日 8時00分~21時00分
Bab el Bhar(フランス門)すぐ目の前にあるので、メディナ観光の合間に寄っても良さそう。フランス通り沿いのお店。
ローカルスーパーなので住民の日常の買い物には問題ないだろうけど観光客にとっては品ぞろえが少し微妙。お菓子類が少ない。
飲み物は大量にある。
フルーツのジュースが多いけどパッケージをよく確認しないと、ひたすら甘いフルーツ風味のジュースを買うはめになりそう。と思い、しっかりチェック。
左上の、手をかけているジュースは美味しかった。
Stilの100%オレンジジュース 3.71TND 約145円
同じジュースで小さい紙パック(コップ一杯分くらいの)は0.59TND 約23円
フルーツ風味ジュースはもっと安い。美味しいのを選ぶと少し値段が上がるのはどの国でも同じだ。
水道水は飲めないのでミネラルウォーターは必須。
1リットルくらいのサイズで0.59TND 約23円で、500mlくらいで0.39TND 約15円だ。日本でも2リットルも500mlも大体100円ぐらいで買えることを考えると水の値段はあって、無いようなものだなと思う。
上の写真でミネラルウォーターの奥に写っている棚には小さめのスナック菓子が並んでいる。それほど物珍しいものはなかったけどグリーンチリフレイバーが普通にある点は日本と少し違うと思った。
試しに買ってみたBUGLESという名前のスナック菓子。0.950TND(約37円)
お水やジュースと比べてスナック菓子は高く感じる。
パッケージからも予測できたことだけど・・・
とんがりコーンと完全に一致。味も完全に一致していて馴染みのある味で美味しかった。チュニジア感は皆無なので、異国の味に参ってしまった人にはお勧め。
デーツ(ナツメヤシの実)
デーツはナツメヤシの実。日本で販促のための文句として、「スタミナや免疫力低下、貧血、便秘でお悩みの方やダイエット中の方にお勧め」とか言われているけど、実際どうなんだろう。そんなに万能ならチュニジアやアフリカ、中東の人はもっと長生きしているのでは・・・。
確かに色んな栄養成分は含んでいるけど、フルーツで比較するならいちじくの方がよっぽど優れている。とはいえ、過酷な環境でも育つ、という点において古代からデーツは砂漠エリアの人たちの重要な栄養源だったみたい!
この時期(1月)のデーツは完熟期ではなくサクサク軽い食感だった。甘くない干し柿のような感じで食べやすい。完熟期はねっとりとして甘くなるそうだ。
チュニジアの人たちはこんなに沢山買ってどうやって食べるんだろう?
シンプルにそのまま売られているものもあれば、チョココーティング、オレンジピール入り、など色々あるので好みのものを探したら楽しいかも。
ちなみにこのスーパーのすぐ隣に有名なデーツ菓子屋さんがあるので、興味があればついでに寄るといいと思う。安いデーツばかり食べて「美味しくない」と結論付ける前に高級なのを試してみた方が良い(と自分に言い聞かせ、わたしは高級なデーツ菓子も買ってみた)。
スーパーの様子いろいろ
乾物コーナー。そういえばクスクスも売っていた。
さびれた個人商店のようなたたずまいの棚。大丈夫か。
お菓子コーナー。SABLITOはチュニジアのメーカー、SAIDA社のお菓子。いちじく入りが珍しいので買ってみた。1.35TND(約50円)。
お菓子のラインナップはカルフールで見たのとそう変わらない。
Kifのクッキーは余程人気なのか数がめちゃくちゃ多い。
上にもチラっと書いたけど、せっかくならチュニジアのお菓子メーカーのお菓子を食べてみたい、と思いちょっと調べてSAIDA、kifなどのメーカーがあると知ったので色々買ってみた。
製造地に関するわたしの予想
お店でパッケージの背面を見てどこ製か一生懸命文字を読んだけど、おそらくバーコードの上に書いている数字で判別できると思う(さっき気づいた)。
頭に619とあればチュニジア製だ(と思う)。頭に000が付いているのがイタリア製。その他に明らかにチュニジア製っぽいのに202とかついているのもあってよくわからないところもあるので、あんまりこの予想信じすぎないでください。
実際に購入してみたもの&おすすめの商品
おすすめ SAIDAのチョコ、クッキー
SAIDAの公式サイトはこちら
ヘーゼルナッツクリーム入りミルクチョコレート
Maestro Passion。美味しい!お土産にも良いと思い、色んなパターンを購入。
(左)箱タイプ240g 9.666TND、約380円 (右)袋タイプ144g:5.745TND、約230円
箱タイプ 72g 3.020TND、約120円
板チョコ
左)キャラメルフィリング入りで1.26TND 約50円
中)ヘーゼルナッツ入り GATEAU NOISETTES 4.8TND、約190円
右)TABLETTE GURMAND 3.63TND 約140円
おすすめ チュニジアのお菓子メーカーKifのチョコサンドクッキー
ポップでちょっと可愛いKif公式サイトはこちら
Bisucuit Forre 1.175TND 約46円
安いし美味しいし、チュニジアのメーカーだからお土産にぴったり。
ドゥッガ遺跡へ行った時には軽くお腹を満たすために1つ持って行くと重宝した。
中に厚紙が入っているので粉々になるのを防げるから長距離持ち運ぶにも扱いやすい。
これが6個入っている。
いろんな美味しいクッキーなど(フランス&イタリアメーカー製)
フランスのSt.Michel(サン・ミッシェル)のクッキーとガレット
チョコチップとココナッツが入っているミルククッキー。ザクザクしていて美味しい。フランスメーカーだけど、製造はチュニジア。0.950TND、約40円。安い。
St.Michel la Galette Cacaltee fourree(120g) 1.260TND 約50円
クリーム入りガレット6個(クッキー12枚分)入り、
カカオクッキーガレット、チョコクリームサンド。食べ応えもあるし、甘さもちょうどよく美味しい。美味しいけどわざわざ買って帰らなくてもブルボンでいいかな・・・と思って買って帰らず。日本で買えそうな味だけど、日本で買う1/3くらいの値段だと思うので買ったとしても悔やむことはなさそう。
St.Michel Biscuits Amandor 120g 1.860TND 約75円
イタリアLagoのヘーゼルナッツクリーム入りウエハース(25g)
0.885TND 約35円
これはすごく美味しい。日本で売っているとしたら輸入品ということを考えたら180円ぐらいが妥当かな、という味。気に入ったので24個パック入りの箱で買った。
▲購入した24パック入り 21.240TND(約830円)
日本ではあまり手に入らなそう。イタリアには確実に売っていると思うので機会があれば食べてほしい。
Lagoの公式サイトはこちら
駄菓子
サイズが小さくまとめ買いも出来る(お徳用みたいなのが売られている)ので口に合うなら大人数へのバラマキ土産に良いかも。個人的にはどれも駄菓子レベルの味だと思った。
ブラウニー Bolerio cake Brownies(60g) 0.55TND 約20円
あんまりしっとりしていない。すこし表面がサクッとしたブラウニー。準チョコ風味。
Adoro Fourre creme au cacao(35g) 0.455TND 約18円
しっとりしたスポンジクリーム菓子。チュニジア製なので小ネタ的には良いけど別に美味しくも不味くもない、駄菓子で日本にもありそうな味。カロリーのわりにお腹は膨れなそう。
ドラジェ Mondo Dragees aux(500g) 9.920TND 約390円
アーモンドのドラジェ。
ドラジェは古代のシチリア島が起源だそうだ。その後、フランスで糖衣のハードなものに変化していったといわれている。ヨーロッパでは出産、洗礼、婚礼などの慶事で配られる菓子として知られている。チュニジアでも同様にお祝いで配るみたい。味とか何より縁起物だけど日持ちするのでお土産としては気楽かもしれない。
夫が会社へのお土産に持って行ったところ、歯が砕けるのではないかというほど堅かったらしい。歯が弱い人は買わない方が良さそうだ。
健康食品系
全粒粉パン 240g 3.35TND 約130円
まだ食べてみていない。日本にはあまりこういう物の種類がないので買ってみた。
蜂蜜とヘーゼルナッツ入りミューズリー Emco Musli(375g)
11.980TND 約470円
日本でミューズリーを買うと700円~800円程度なので若干安い。
はちみつとナッツ入りでノンシュガーの普段食べているミューズリーより甘そう&脂質が高そうなので、ノンシュガーのミューズリーに少し混ぜるような食べ方をしてみようと思う。
ドライフルーツとナッツMIX FORME MIX(100g) 7.05TND 約280円
おすすめ チュニジアならではの調味料
チューブ型ハリッサ Zgolli Harissa(70g) 1.320TND 約50円
辛い物が食べられる人へのお土産としてなら最適。瓶タイプもあるけど嵩張る&重いので数を買うならチューブタイプがお勧め。
日本でも600円程度で購入可能。
Furketta Harissa(275g) 4.35TND 約170円
FurkettaのFacebookページはこちら
ニンニクや、コリアンダー、オリーブオイルが入っているハリッサ。調味されているので、ベーシックなタイプのアレンジに慣れないうちはこちらの方が料理に使いやすそう。 1つだけ買って帰った。見るからに美味しそうなんだけど、まだ何に使おうか迷い中。
持って帰る時は緩衝材を持って行っていたので、瓶をまずはビニール袋に入れてから緩衝材で包み、ふたたびビニール袋に入れて服に包んでスーツケースで運んだ。中でハリッサがこぼれたら最悪だから厳重に。
スーツケースの半分はお菓子を詰め込んで帰ってきたので、消費するのが大変。ハリッサも少量でかなり辛いから無くなるのに相当時間がかかりそうだ。お菓子は周りの人に配りつつゆっくり楽しもうと思う。