奈良の魅力は奈良市中心だけじゃない!
と県や周辺市町がアピールしているわけですが、
実際、交通の便以外は評判が良いので、行ってみました。(9月頭)
奈良県の中央部の位置イメージ
どこらへん?
→近畿の真ん中ちょい南、といったイメージ。
大阪から電車で1時間ぐらいですが、JRパスを利用している外国の方なんかは大阪・和歌山←→三重・名古屋の移動途上で観光する人もいるようです。
観光と思ったら別に遠くないですね。
ここら辺は古く万葉集にも歌われる道など、歴史があるエリアなんです。あをによし奈良!
桜井駅そばで自転車レンタル
長谷寺の最寄り駅は、近鉄大阪線「長谷寺」駅。
今回は西の中心地、桜井市駅で下車してサイクリングモデルルートを利用します。
駅そばの駐輪場で自転車レンタルができます。
場所が分からなければ改札近くの観光案内所で聞いてみましょう。
●営業期間・時間 年中無休 9:00~17:00
個人基本料金
1日 平日900円 休日1,000円
2時間以内 1時間あたり 平日 300円 休日 350円
※「想定所要時間 48分」と書かれていますが、実際のところは炎天下で休憩を挟みながら進んだので1時間半以上は時間かかったと思う。
48分ってたぶん、サイクリスト向けの所要時間。特に長谷寺が近くなるとゆるやか〜な上り坂が続きます(キツくはない)。また、車道の端を通る場所もあるので、そういうものを求めていない場合は、むやみに汗をかきたくない人は最初から長谷寺駅で降りて徒歩で長谷寺に行きましょう。
でも、、、その緩やかな坂は、帰り道には下り坂になります!気持ちよかったー!!
大きな幹線道路沿いはあまり面白くないですが、昭和っぽさのある街並み、さらに古くからある感じの街並みなど、変化があって面白いところでした。
※ただ、ロードバイクにヒュンヒュン追い抜かれた事は参拝では昇華できず、心に禍根を残しました。
長谷寺
長谷寺入口。左の小屋が参拝入山受付なので拝観料500円を払って立派な仁王門をくぐります。
山寺は階段や坂を歩くため、何も持ってなければそばの自販機でお水やお茶を買っておきましょう。
公式サイトから境内案内図。入口で案内マップももらえます。
安心してください、Wifiも使えます。
各施設の立て看板にQRコードの記述もあり、これを読み込むと解説を読むこともできます。最初は紙のマップで事足りていましたが、開いたり閉じたりが煩わしくて、QRで解説を読んだところ存外に便利だったので使ってみるもんだ、と学びがありました。
門をくぐると早速、重要文化財の「登廊(のぼりろう)」があります。
私は写真がご覧の腕前なのですが、撮る人が撮ればもっとZENを感じる素敵な写真が撮れるはずです。
joeさんの長谷寺紅葉レポート。写真がめちゃうまいかというと意見が別れるかもしれませんが、このエリアの雰囲気よくわかります
↓
国宝である本堂。仏様がおはす中は写真が取れないので外観を。
国宝だ文化財だと雲の上のような扱いになりがちですが、寄付した人の名が掲げられているのなどを見ると、地域と結びつきながら今に至るんだなと感じます。
ここから後ろを振り向くと、素敵な景色が見れます。
晴れ晴れとしたことよ! 街中の寺も良いですが、山寺はエンターテイメント感があってさらに好きです。
消火栓!の向こうに五重塔。
後から他の方の写真など見ていると、五重塔はこんなに間近で撮影するよりも、もっと距離をとって撮影すると、木々の色合いとのコントラストが映えるようです。
こうした仏塔はそもそも仏舎利を祀る施設であって、基本的に中に何があるわけでもないのだというのは後から学んだことですが、子どものころは、五重のリングが組まれていたりするのではと想像していました。
インプレッシブ。
三輪そうめん
けっこうお昼をくだってからでも空いていた泊瀬長者亭さんでランチ。
通常ランチメニューはおにぎりもついてるみたいなのですが、この時は三輪そうめんの冷やし単品で注文。吉野の葛入りのそうめんで、細いながらもコシがあって、非常にさわやかで美味しかったです。(おかげでいきかえった!)
三輪地方というのは、そうめん発祥の地。
素麺は日本国内では奈良県桜井市が発祥の地とされており、奈良時代に唐から伝来した唐菓子の1つ、索餅(和名で「麦縄」とも書く事もある)に由来するとする説が広まっている。
全国的にどのブランドが有名かはわかりませんが、私の育った関西地域では、そうめんといえば揖保乃糸(いぼのいと。よくCMやってる)、そしてちょっと高級な三輪そうめん。
三輪そうめんは偽ブランドも流通したこともあって、今は農水省認定の地理的表示(GI)保護制度にも登録されていて、奈良県さんも一押しです。
東京の三越前の奈良まほろば館でも売ってました。通販もありますが、でもこれはやはり、暑い中、奈良に来て食べてほしいところです。
↑この5色のそうめんはちょっと楽しいですけれどね。
あたたかいにゅうめんの食べ方の方が現地ではポピュラーなのかも知れませんが、まだ個人的ににゅうめんの魅力をよく理解できていないので、実際に食べた冷やしそうめんを一押ししておきます。
最後にいきなり紹介ルートから外れる余談ですが、
奈良中央部、「山の辺の道」は前述のjapan-guideでも、「歴史があって、しかもまだ生活に根付いている」ということで編集者一押しのルートです。
終わりの方の石段の写真が素敵なんだな~