イスタンブール市内には沢山の美術館、博物館がある。
イスタンブール現代美術館(Istanbul Modern Musuem)は過去に訪れた現代アート美術館の中でもなかなか面白く、お勧めできる美術館の1つ。
ムスリムの国というと保守的なイメージがあるけど、
多様な文化を受容して共存させることで大国を維持してきたという歴史からか
政教分離で、アートの表現の自由度は低くない。
言葉で説明するような内容でもないので、
基本情報を紹介したあとは主に写真で紹介したい。
基本情報
正式名称:Istanbul Museum of Modern Art
営業時間:火・水・金・土曜10:00~18:00
木曜 10:00~20:00、日曜11:00~18:00
チケット
・一般: 72 TL
・学割&シニア割引(65歳以上): 54TL
・10名以上のグループ: 54 TL
・トルコ住民(一般): 32 TL
・トルコ住民(学生・先生・シニア割): 18TL
・ミュージアムメンバー、12歳以下の子供:無料
・トルコ住民は木曜日は無料
電話番号:+90 212 334 73 00
所在地:Asmalı Mescit, Meşrutiyet Cd. No:99, 34430 Beyoğlu/İstanbul, トルコ
※現在の所在地は仮の場所で本来の美術館は改装中らしいので
何年かしたら場所が変わるかもしれない。
実際に訪れる際には公式HPで情報要確認。
位置的にはイスタンブール新市街のガラタ塔やイスティクラル通り、タクシム広場、Pera Museumを訪れた後などに行くと効率が良い。
▼イスティクラル通りなど新市街で行けるお店が複数あるので美術館へ行くならあわせて行ってみて!
写真で紹介
作品の感想は人それぞれなので、個別に全て多く語ることはやめておこうと思う。
作者や作品のタイトルは全てはわからないので主に写真で。
※気になったら公式サイトで調べてみてください。
外観と場所の雰囲気
通りはそれほど大きくなく、雰囲気は都会の街中、大通りから逸れた場所、という感じ。
美術館自体はぼんやりしていると通り過ぎてしまいそうなこじんまりとしたビル。
フロア概要
入口で チケット代を支払い、荷物をカウンターで預ける。
小さなバッグ程度は預けなくても大丈夫だけどリュックは預けるよう促されると思う。
(預けるためのお金は不要)
チケットの一般料金75TLというと日本円で1500円程度(2018~2019年為替換算)
0F=日本でいう1Fには、受付、トイレ、カフェ、映像作品、ミュージアムショップがある。
エレベーターで各フロアを巡る。
1F(=日本の2F)に常設展、2&3F(=日本の3、4F)に企画展。
常設展にはデンマークのオラファー・エリアソン(Olafur Eliason)の作品も。
4Fにフォトギャラリー。
気になった作品
好き。
レザージャケット大中小。
作品の意味はわからないけど、内側の顔が好き。
なんだこれ。
なんだこれ。
男女平等を訴えた作品(と思う)。
布でコラージュのようになっていて一見色合いは可愛いけど、
”Not asking for it", "Not her own Fault", "Not deserving it"
"PAY", "Equal", "JOB"などメッセージが書かれている。
最近日本の統計局が出しているデータで各国の労働者数や収入などを見た。
トルコは世界の中ではGDPやGNIが低く、男女間における労働者数に大きな隔たりがあることが数値ではっきりと出ていたけれど、街中を見渡しても日本であれば女性が多く働いていそうな飲食店であっても男性が圧倒的に多い。
今現在トルコは若者が多く活気に溢れているけど、長期的に見ればいつか生産年齢人口のピーク期を迎えて後は下降曲線を描くであろうことは日本を含めた先進国を見れば明らか。
これから福祉を整備すると同時に女性の社会進出も進めても全然早すぎることはない。
人口増加時に経済発展しなければ、未来は明るくない。
マインドの意味だけでなくトルコの経済的な発展は将来的な全国民の幸せに繋がるのだからまずは国民の意識を改革して男女平等を推進していってほしいものだ。あれほど沢山若い働き盛りの人がいるのに失業者が多いのは本当に勿体ない。(日本で電車に乗っていると中年以上が7割以上で高齢化おそるべし、、、と最近感じるけど、トルコは若者が多い!)
参考:国連広報センター
どういうこと。
よくわからないけど面白い。
リアル。
先に書いたデンマークのオラファーの作品。
天井からぶら下がる巨大な電球。影が美しい。
Fire という作品。
よく見るとパズルのようになっていて面白い。
手。
バスキアチック。
布。
謎のオブジェ。現代アートってこういうのがあるから面白い。
謎のオブジェ。面白い。
地震、来ませんように。
実際行った感想
展示数は多すぎず、少なすぎず、見ごたえはあるけど疲れすぎないちょうど良い按排。
展示方法や照明もしっかり計算されているのか見やすく、Pera Museumよりも良かったかもしれない。
訪れたのは2018年9月で、2019年9月にイスタンブールへ行った時にもまた行こうかと思う程気に入った。
結局まだ行ったことがないミュージアムへ行くことにしたけど、また数年後であれば再訪したいと思う。
時期が違ったので見れなかった映像作品のフライヤー
0Fのトイレへの通路にいくつかのフライヤーが飾ってあるので、
これから訪れる方はトイレへ行きがてらフライヤーもチェックしてみてください。
見ごたえ抜群で楽しい、イスタンブール現代美術館!
(写真は多くないけど、実際はもっと沢山の作品があった)
新市街で夜ご飯を食べる前に1~2時間程度の時間があるなら、寄ってみてはいかがでしょう。
公式サイト→İstanbul Modern
▼新市街でめちゃくちゃ美味しい炭焼きケバブ料理店
(今までに3回行ってます。また行きたい…)
▼散策の合間に食べられる安くて美味しいストリートグルメ
では、みなさま旅が良いものになりますように!