琵琶湖サイクル6時間コース、ゴール手前の八日市駅前の商店街で見つけた場所。
ランチ目当てで入りましたが、建物も中の人もめちゃ面白かった!のでご紹介。
建物紹介
聞くとこの建物、築90年でメンソレータムの近江兄弟社創始者ヴォーリズさんのもの。
この建物は一階が住居で二階が歯医者だった(二階住居じゃないんか)のを、いまは二階を改装して革のお店、バー、アクセサリー、家具のお店、書店になったとのこと。
一階は今も人が住んでいるそうで、それがもうおもしろい。
お店紹介 couya
夜はバーになるのでお店はしっとりカウンター。
飾られているお酒の紹介文などがいちいち小洒落ていて、学生の時にこんな店が近くにあったらバイト代を大量に投じることになったと思われます。
玄米あいがけカレー(スパイスチキンとグリーンキーマ)
玄米の粒がプチプチと弾力があり、米だけでもおいしい!
カレーは両方ともほどよい辛さで、左のレッドは見た目通りのスパイシー、でも辛くない。右はグリーンカレー風のキーマで挽肉どっしり、どちらもスパイシーだけれどもタイプが違う楽しさがあり、美味くて瞬時に食べ終わってしまいました。
ランチはプチデザート(この時は黄桃)と、飲み物(コーヒー/紅茶/ジュース)がついているんですが、コーヒーも豆挽いてドリップしてまして、これもまたフレッシュな香り高きコーヒー、うまい!
なんかレトロな、、
ミルク冷やしあめ?
かわらない味、ということはこの近辺では皆さんご存知のもの?
初めて見た謎の飲み物。
店主のご友人が閉鎖する瓶ジュース工場のおじいさんと話し、復刻に取り組んでいるそうな。
こういった古いジュース用の瓶はもう作ってるところがなくて、インドで作っている程度。元はイギリス発祥で、その影響を受けたインドでつくってる程度とのこと。
大量生産品はペットボトルにうつって、こうした瓶の生産はニーズもなく、また、今の法律基準を満たすには莫大な投資が必要(=結局大量生産しないと元がとれない)で商売的に合わないので、日本では廃れてしまってきている。
だからこの形状の便はリサイクル品がメインで、瓶ごとに、別の会社や飲み物の名前が刻まれてることもあるそうです。
という大量生産ではない希少な品で、この日は品切れ(残念)
銭湯絵描きと二足のわらじの店主
店主さん自身は、このhonmachi93という場でバーテンやったり商店街でイベントやる他、本業としては銭湯の絵描きに弟子入り修行しているとのこと。
銭湯の絵描きはたまにテレビとかで取り上げられたりしていますが、日本に3人しかいない。
こちらも瓶の話と同じく、古き銭湯は廃れてきていて、いわゆるあの街の銭湯を建てたり、リニューアルするには今の法律基準を満たすのは難しい。
スーパー銭湯系ならば入湯料や食事でもう少し高く設定できるし、車のお客さんも呼び込めるので、どうしてもその形式になっているようです。
銭湯絵描きのお仕事は、銭湯そのものは減るものの、海外に描きに行ったり、邸宅やいろんな建物で需要があるそうで、師匠達は絵でやっていってるそうです。希少性ある技、強いですね!
↓革作家でもあるので、お店にたくさんの財布や名刺入れなど革製品が並んでいます!
営業時間
定休 月~水 → つまり木~日のみ営業!
12:00から夜遅くまで
靴を履き替えて帰路に。ごちそうさまでした!
他のお店の紹介
- COUYA 本記事紹介のカフェバー
- Kitaura Handmaid Leather 手作り革製品
- antico 古家具と陶アクセサリーの制作 日曜営業
- 安高製作所 作家による服・鞄・アクセサリーなど 水木営業
- unonohon 新旧取り扱う、本のセレクトショップ
場所はこちら
滋賀県長浜市の海洋堂ミュージアムお勧めです