カッパドキアへ行くなら、洞窟ホテルに泊まりたい方は多いのではないだろうか。
かくいう私も「泊まってみたい!」と思っていた。
ということで、トリップアドバイザーやbooking.comなどで探してみた。
ギョレメのホテルの雰囲気は結構似ているので選ぶのが難しい。
私たちが選んだのは(トリップアドバイザーによると)ギョレメのホテル86軒中、最も評価が良いホテル。
1泊1万円前後で絞り、部屋の雰囲気と朝食の写真で選んだ。
ギョレメのホテルは大体どこも良いクチコミが多かった。
ギョレメで人気No.1のホテルとは?
洞窟のようにくりぬいた部屋なので部屋ごとに作りも価格も大きく異なる。
実際に私たちが泊まった部屋の紹介と
ホテルの立地やホスピタリティについて書こうと思う。
結論から言うと、おもてなしの気持ちが伝わってくるすごく良いホテルだった。
- 2人で2泊して値段は135ユーロ(約17,000円)
- 9月18日~9月20日の二泊三日(2018年)
Aydinli Cave Hotelってどんなホテル?
アイディンリ ケイブ ホテル
所在地:Aydinli Mah. Aydinli Sok. No:12, Goreme 50180, Turkey
電話番号:010 90 533 686 33 63
公式HP:Aydınlı Cave Hotel
カッパドキア ギョレメの中心地、お土産屋さんや飲食店、
トラベルセンターがある中心地から徒歩10分圏内。
Google mapを見ながらホテルへ向かう。
ちなみに日本で買ったトルコのSIMは問題なく使えた。
▲地図の真ん中辺りがトラベルセンター。ホテルへの道は距離約400mの上り坂。
坂道がかなり多いギョレメ。坂道沿いに小規模なホテルがたくさんあり、
その中で坂道の中腹辺りに位置している。
▲ギョレメの入口。バスターミナルやツアー会社のデスクがある。
坂道で400mって、ホテルまで歩くのは大変?
上り坂が続くけど、急な勾配に感じた場所は一瞬だけ。
他は緩やかな坂道だったのでそれほど大変ではなかった。
ただし、石畳の坂道だからスーツケースだと多少大変かもしれない。
足腰に自信がない場合や荷物が多い場合は送迎をお願いした方が良いかも。
バスから降りて、Google mapを見つつホテルの方へ歩いていく。
ひたすら上り坂…だけど、これまでに滞在したクシャダスとも、
コンヤとも全然違う雰囲気に新鮮な気持ちで歩けて楽しい。
▲ひょうたん!
▲ひょうたんランプがたくさん
可愛いエントランス
雰囲気のあるおじいさんがチェックイン対応をしてくれて、
別のお兄さん(スタッフ)がホテルの基本的なサービスの説明とあわせて、
近隣の地図を使って簡単にギョレメ観光の説明をしてくれた。
コンヤのホテルでも同じく説明してくれたけど、
こういう地元の人の観光スポット説明は結構役立ってありがたい。
例えば、以下のような内容
- ギョレメ野外公園までの徒歩での行き方、車での送迎も可能なこと
- 夕陽スポットまでの行き方、所要時間
- 近隣の観光お勧めツアーの紹介(翌日利用したので別記事で紹介予定)
- ローズバレーへの行き方
元々行くつもりだったギョレメ野外公園へ後ほど送ってもらうことにし、
まずは部屋まで案内してもらう。
(野外公園までは徒歩でも15分程度で行ける)
わくわく!初の洞窟ホテル~スタンダードルーム"stone room"はどんな感じ?
面白そうな反面、清潔感や便利さに不安を感じる”洞窟ホテル”という響き。
さすがナンバー1人気のホテルだから、それともギョレメのレベルが高いのか、
スタンダードルームでもしっかり清掃も行き届いていたし、
設備も過不足なく快適だった。
ホテル内の部屋はフロントがある方の建物と道向かいのガーデンエリアの2箇所に分かれている。
私たちが予約していたのは道向かいのガーデンエリアにある部屋。
”stone room”という名のとおり、石でできた部屋。2階建てで8室ある。
想像していた洞窟ホテルとは違ったから一瞬落胆したけど、
快適だったし広々していたし、大満足だった。
▲右側の石でできた建物の1階一番奥の部屋が実際に泊まった部屋
▲左奥のスペースは子供が大喜びしそうなスペースが隠れている
しっかりと大人な私もちょっとテンションが上がった。洞窟感!
使わなかったけど、ちょっと嬉しいスペース。
(不潔感は全くなかったけどこの布団はいつから出しっぱなしなのか、
洗濯はされているのか、怖かったのであえて寝転んだりはしなかった)
部屋の設備
- シャワー
- トイレ
- バスローブ
- タオル
- スリッパ
- Free Wi-Fi
- ヘアドライヤー
- 電話
- セントラルヒーティング
- 冷蔵庫
- 紅茶、コーヒー、ポット
- セーフボックス
- TV
- エアコン
ミネラルウォータ―の1.5lボトルも無料で付いていた。
洞窟ホテルって寒かったり暑かったりする?
“洞窟”と聞くと快適なイメージが湧きづらいけど、
上の設備で書いたようにきちんとエアコンがあるので快適。
泊まった部屋のバスルームは異様に広くてシャワーを浴びるときに若干寒かった。
カッパドキアは内陸だし、田舎なので9月半ばでも朝晩は冷える(※)。
※日中は半そでTシャツ、朝晩は長袖カットソー+ウィンドブレーカーでも寒いくらい。
真冬だとかなり冷えると思うので、気になる方はバスタブの付いている部屋や、
岩盤浴?サウナ?付きの部屋もあるようなのでそちらを選ぶのが良いかも。
▲バスルーム。すごく広い。
右側の衝立奥がシャワーコーナー。ここが寒い。そして暗い。
シャワータイムはあまり快適ではない。
床はstone roomの名に恥じぬ石の床。ヒンヤリ。
シャワーを浴びたら床に飛び散り、なかなか乾かない。
天井が高いので、温かいお湯を出せども出せどもどんどん上へ立ち上り
バスルーム全体の気温は上がりづらい。でもそれなりに床は結露で濡れる。
快適ではないけど、くさいとかお湯が出ないといった不快なことは無いので
可もなく不可もなく、の範囲内かと思う。
(嫌な場合はデラックス等のほかの部屋を選ぶと良い)
シャンプー等のアメニティは使い切れないほどたっぷり置いてある。
▲部屋が広いので大きなクローゼットも備え付け。
ホテルから見渡せる景色 ★★★★★
▲部屋からの景色は全然良くない!
部屋からの景色に重きをおくなら別の部屋がお勧め。
このホテルにはギョレメが見渡せる部屋もたくさんあるので。
スタンダードの1階の、特に一番奥の部屋は窓の前に塀と木があるから、
下手すると景色については1番悪い可能性が。
朝には最高の景色が見られる!
アイディンリケーブホテルの最上階、朝食会場にはバルコニーが付いていて
早朝そこへ行くと…
すごい!こんなに沢山の気球が飛んでいるとは知らなかった。
朝日が地平線の向こうから昇ってくるのを背景に気球。
思ったよりも低いところを飛ぶ気球。
皆で早朝に気球を眺める平和な状況。
部屋にバルコニーがある人たちは、それぞれの部屋から見ていたみたい。
写真ではギョレメの気球を何度も見ていたけど、数も多さ、距離近さで実際に見ると圧巻。
きっと部屋からの景色としてこれが見られたら、
このホテルでの宿泊体験は更に最高の記憶になりそう!
食事について
朝食の感想 ★★★★☆
残念ながら朝食の写真は撮り忘れたので感想のみ。
野菜やチーズ、パン、ハム、色々置いてあって十分満足。
感動はなかったので★4つ。
バルコニー席には猫がやってくるので、ハムやチーズをあげた。
あげるとそこで食べずに咥えて子猫がいるところへ運んでいく。
何度もやってきて、何度も運んでいく。
最後の方にやっと少し自分も食べていた。可愛い。楽しい時間だった。
併設しているレストラン Turkish Ravioli Restaurant
アイディンリケーブホテルの敷地内ガーデンエリアにあるレストランは
スタッフのお兄さんのイトコがやっているとのことだった。
1度行ってみたけど、おいしかったので良ければどうぞ!
「この料理はヨーグルトソースで酸っぱいけど大丈夫??」とか
気配りしてくれて親切だし良い接客で行って良かった。
(詳細は別記事で)
▲stone roomの前のガーデン。2階が件のラビオリレストラン
ホスピタリティ ★★★★★
気持ちよく過ごせた。
ギョレメ野外博物館へ送ってくれたのは、フロントのおじいさん。
このおじいさんは見た目はいかめしいけど、親切。
チェックアウトの日、結構早い時間に出発しないとならず
朝食のスタート時間までいるとぎりぎりになるから朝食は諦めていた。
チェックアウトした後なのに、
「朝ごはんは食べた?」
「まだ10分あるからダッシュで食べてきなさい」と気配り。
トリップアドバイザーに評価を書いて!と言っていた。
ネットの力を知る商人や。
立地 ★★★★★
景色最優先で高い場所のホテルを選ぶと、便利さは多少落ちると思うけど
このホテルは街の中心地からあまり離れていないし、
その間にきつい坂道もないので食事や外出時、
またバスターミナルへ行くときも不自由がなかった。
街の中心地でもさすがにコンビニは無いけど、小さい商店みたいなのは近くにあった。
アイスや飲み物、お菓子なんかを買ったり。
あと、近所にはすごく美味しいレストランもあった。
(別記事で紹介予定)
***
食事や部屋の写真を見るならトリップアドバイザーに沢山載っているので参考に。
アイディンリ ケイブ ハウス (Aydinli Cave Hotel) -カッパドキア-【 2019年最新の料金比較・口コミ・宿泊予約 】- トリップアドバイザー
▼コンヤで泊まったHICH HOTELも良かった